椎間板ヘルニア

犬の椎間板ヘルニア、特にダックスフントの椎間板ヘルニアは、鍼灸治療との相性が非常に良いことをご存知ですか? ただし、絶対に手術しないことです。 ガッツリ手術されて立てなくなっているワンちゃんは、本当にかわいそうですね。

手術は成功したけど、立てるかどうかは本人次第ですなどと説明され、リハビリのための鍼治療を希望される方も多いですが、私がやりたいのは、治すための鍼治療です。 自分で手術しておいて自分で鍼をやる獣医師って、どんな気持ちなんでしょうね? 手術で完璧に治るなら鍼治療は必要ないだろうし、鍼治療で治せるなら手術は必要ではないのでは? どちらも信用してないんでしょうかね。

とはいうものの、私も昔は手術をしていました。ここまで完璧にやったのに、何で跛行が残るの?って思いながら、効くのかどうかわからないレーザーを当てていました。このレーザー治療は効果がよくわからないので、どこの病院も料金設定はやや低めです(笑)。 今ならレーザーを使っても、経絡のことを考えながら、もうちょっとマシな治療が出来るのではないかと思っています。 ワンちゃんが立てなくなっても慌てないでくださいね!

 

最近、椎間板の痛み止めということで、ガバペンチンを処方されているワンちゃんが増えています。その結果足のふらつき、腎不全の悪化が起きている例をよく見かけます。

ヘルニアの進行と診断されてしまっている子が多いです。残念。